■本の蒐集記録(2007年1-2月)


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2007/02/23(Fri)
●ジョン・バーニンガム 作/光吉夏弥 訳
『ガンピーさんのドライブ』(ほるぷ出版)
●小沼丹 著/庄野潤三 編『小さな手袋 / 珈琲挽き』(みすず書房)

『ガンピーさんのドライブ』は、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品『ガンピーさんのふなあそび』の姉妹編。
やっぱりバーニンガムの絵は素敵です。とりわけこのガンピーさんのシリーズでは、軽やかでさわやかな絵のタッチと、のんびりほのぼのとしたおはなしの雰囲気が絶妙。
ページを繰れば読者もいっしょに、ガンピーさんたちとふなあそびやドライブを楽しみ、田舎の風景を心ゆくまで堪能することができます。
「また、いつか のりに おいでよ」
ガンピーさんの最後の科白が、良いです。

小沼丹という作家については、『黒いハンカチ』という、牧歌的でレトロなミステリ作品を読み、その存在を初めて知りました。
でも実はミステリは、小沼丹の作品の中ではかなり異色で、本来この方は私小説や随筆にすぐれた作家であり、早稲田大学名誉教授の英文学者でもあったのだとか。
かほどに文学音痴のわたしではありますが、『黒いハンカチ』の何とも言えぬ、ほのぼのしみじみとした語り口に魅せられ、小沼丹の他の作品もいつかは読んでみたいなあ、と思っていたのです。
先日、J.M.シングの『アラン島』から、みすず書房の《大人の本棚》というシリーズを知り、装幀やラインナップの渋さに興味を抱いていたら、その中に小沼丹の随筆作品を発見!
これはぜひ入手せねばなるまい、ということで購入しました。
表題作「小さな手袋」などは、まさに出色の名随筆(と言い切れるほど随筆を読み込んでいるわけではないのですが^^;)。
小沼丹が、いわゆる年季の入った文学好きの人に人気があるというのも、なるほど頷けます。
おだやかな郷愁。折々に顔をのぞかせるユーモア。遠い、とおい、風景。

→小沼丹『黒いハンカチ』の紹介はこちら

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2007/02/16(Fri)
●アイリーン・ハース 作・絵/たが きょうこ 訳
『べスとベラ』(福音館書店)
●ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ 文/アイリーン・ハース 絵/ほしかわ なつよ 訳『あなただけのちいさないえ』(童話館出版)

『べスとベラ』は、アイリーン・ハースの繊細で美しい絵に惹かれて買ったもの。
ハースのカラー絵って、なんというか、やさしくて親しみやすいのだけれども、幻想的な雰囲気もありますよね。
アイリーン・ハースといえば、『わたしのおふねマギーB』や『カーリーおばさんのふしぎなにわ』が有名だと思っていたのですが、なぜかすでに絶版。
ああ…『わたしのおふねマギーB』は、なんとしても欲しいのに…。福音館書店さん、限定復刊でいいので、何卒よろしくお願いいたします。

『あなただけのちいさないえ』は、これもアイリーン・ハースの絵本なのですが、魅力あふれるカラー絵とはまた違う、味わい深いモノクロの線画で描かれています。
これは、だれもが「あなただけのちいさないえ」をもつ必要があるということ、つまり”ひとりの時間”をもつことの大切さを説いた作品で、子どもだけでなく大人の心にもうったえる一冊に仕上がっています。
縦長のちょっと変わった版型にも注目!
そして、もし あなたが、だれかの
ちいさないえのそばを とおるときは、
わすれないでください。

とても れいぎただしくすることを、

そっと あるき、
おだやかに はなすことを。

『あなただけのちいさないえ』より

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2007/02/11(Sun)
●ルドウィヒ・ベーメルマンス 文・絵/光吉夏弥 訳編
『山のクリスマス』(岩波書店)
●アン・グットマン 文/ゲオルグ・ハレンスレーベン 絵/石津ちひろ 訳『リサのすてきなスカーフ』(ブロンズ新社)

『山のクリスマス』は、<マドレーヌ・シリーズ>で知られるベーメルマンスのクリスマス絵本で、ずっと欲しかった作品。
たまたま立ち寄った書店の店頭でひっそり棚におさまっていたのを見つけて、クリスマスではないのだけれど買ってしまいました。
冬の山の暮らしを描いたベーメルマンスの絵は素朴で味わいがあり、主人公である町の子ハンシが山暮らしで少し成長するというおはなしも読み応えあり。
<岩波の子どもの本>シリーズの中の一冊で、地味なのだけれども、クリスマス絵本としても冬の絵本ととしてもぜひおすすめの、良質な一冊です。

『リサのすてきなスカーフ』は、ご存知<リサとガスパール>シリーズの中の一冊。
リサとガスパールについては、今さら説明する必要もないほど有名なキャラクターになってしまいましたが、 キャラクター商品にばかり目が向きがちな方は、一度原作絵本をご覧あれ。
ハレンスレーベンの、かわいいだけじゃない絵の上手さには、ほんとうに唸らされますよ(^^)

→<リサとガスパール>シリーズの紹介はこちら

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2007/02/08(Tue)
●オーパル・ウィットリー 原作/ジェイン・ボルタン 編/バーバラ・クーニー 絵/やぎた よしこ 訳『オーパルひとりぼっち』(ほるぷ出版)
●H.C.アンデルセン 原作/スタシス・エイドリゲビシウス 絵/今江祥智 訳『スノー・クイーン』(西村書店)

『オーパルひとりぼっち』は、オーパル・ウィットリーというアメリカの女の子の、5歳から6歳のときの日記を編集し、絵本にしたというもの。
訳者あとがきなどによれば、オーパルは両親を亡くしてから、オレゴン州のある家族の養女となり、子ども時代は製材キャンプを転々とする暮らしを続けていたのだそうです。
そのあいだ彼女は、しんせつな近所の女の人にもらったという封筒の裏に、ずっと日記をつけていました。
オーパルは他人の家で、養母からも厳しくされ、ひとりぼっちの淋しさのなか、草花や動物を友とし、「てんしの おとうさん」と「てんしの おかあさん」を、いつも心に感じていました。
日記に綴られたオーパルの孤独と、詩的で繊細な感受性の鋭さは、5、6歳の子どものそれとは思われないほどです。
アメリカではオーパルの日記は、1920年に出版されて以来、多くの人に親しまれているのだそう。
この日記を絵本にすることを切望していたというクーニーの絵はやはり素晴らしく、決して感傷的にならず誠実に、オーパルの孤独とゆたかな心の世界を表現しています。

『スノー・クイーン』は、西村書店から邦訳版が刊行されている、<ワンス・アポンナ・タイム・シリーズ>の中の一冊。
<ワンス・アポンナ・タイム・シリーズ>は、第一線で活躍するイラストレーターやアーティストたちの自由な発想で描かれた絵本のシリーズで、サラ・ムーンの写真絵本『赤ずきん』などは、よく知られているのではないかと思います。
「スノー・クイーン」は、アンデルセン童話のなかでも、わたしにとってとりわけ心惹かれる一篇。エドマンド・デュラックやハリー・クラーク、エロール・ル・カイン、バーナデット・ワッツなど、多くの画家が絵を寄せていますが、 このエイドリゲビシウス版『スノー・クイーン』は、ちょっと不気味で幻想的な異色作。
寒々しい氷の世界、原作のめくるめく幻想的な雰囲気が、よくあらわされていると思います。
ゲルダがスノー・クイーンの宮殿へ向かって、凍える雪原をひとり歩いてゆく、その足跡に美しい薔薇の花が芽吹いて咲き誇るという絵が、わたしのお気に入りの一葉です。

→「バーバラ・クーニーの絵本」はこちら

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2007/02/02(Fri)
●シャーロット・ゾロトウ 文/モーリス・センダック 絵/こだま ともこ 訳『うさぎさんてつだってほしいの』(冨山房)
●ブルーノ・ムナーリ 著/藤本和子 訳『闇の夜に』(河出書房新社)

『うさぎさんてつだってほしいの』は、ゾロトウとセンダックという絵本界の大御所(?)ふたりが組んだ作品で、ずっと気になっていた一冊。
手にとってみて意外だったのが、とても小ぶりな絵本だったということ。
でもこれが手になじむ感じで、とても良いですね。
センダックの絵は、やっぱり上手い、のひとこと。一日の時間の流れが、陽光の色の変化を描写することによって、巧みに表現されています。
女の子が、なぜかダンディで格好いいうさぎさんに手伝ってもらって、おかあさんの誕生日プレゼントを探すというストーリーなのですが、 ふたりが奥へ奥へと歩いてゆく森のなかの風景が、ふしぎに幻想的なタッチで描かれていて、ほんとうに美しいです。

『闇の夜に』は、インダストリアル・デザイナー、グラフィック・デザイナーでもあったアーティスト、ブルーノ・ムナーリが手がけた代表的な仕掛け絵本。
全体が3つのパートに分かれた構成で、パートごとに3種類の紙が使い分けられています。
真っ黒のマットな紙で闇の夜を、向こうが透けてみえるパラフィン紙で朝の草原を、ざらついた砂のような質感のベージュのマット紙で洞窟の中を表現。 不思議でしずかな冒険の旅が、さまざまな趣向を凝らして描かれています。
紙そのものが好きなわたしには、たまらない一冊。
なんともおしゃれで素敵な絵本なのですが、原書が発行されたのが1956年というから、これまた驚き、なのです。

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2007/01/27(Sat)
●ばーじにあ・りー・ばーとん 文と絵/いしい ももこ 訳
『ちいさいおうち』(岩波書店)
●ウィリアム・スタイグ 作/おがわえつこ 訳
『ゆうかんなアイリーン』(セーラー出版)

『ちいさいおうち』は、アメリカの絵本作家バージニア・リー・バートンの、あまりにも有名な作品。
岩波書店からは、<岩波の子どもの本>シリーズのなかの一冊として、小型で安価な版も刊行されていますが、 やはり原書の雰囲気により近いものをと思い、大型絵本のほうを購入しました。
この古典絵本については、すでに多くの人がさまざまな発言をしているわけですが、手にとってみて、つくづく、やっぱり素晴らしい一冊だと唸らされました。
一冊のなかで流れる長いながい時間、それを最後までぐいぐい読ませる、絵・物語・デザインのテクニック。
この絵本を読むひとは誰でも、「ちいさいおうち」の運命に、ひきこまれ、心動かされるに違いありません。
長い間子どもたちに親しまれてきた作品ですが、ここに描かれたテーマとメッセージは、大人たちこそ共感できるものかもしれません。
1943年の、コルデコット賞受賞作品です。

『ゆうかんなアイリーン』は、やはりアメリカの絵本作家ウィリアム・スタイグの有名な作品。
主人公の女の子アイリーンが、お母さんが仕立てたドレスをお屋敷の奥様に届けるため、激しい雪をものともせず突き進んでいくというおはなし。
わかりやすい素直なおはなしで、安心して子どもに読み聞かせることができる絵本ではないかなと思います。
大人がちゃんと大人らしく描かれているところが、この作品の安心感のカギですね。
スタイグの絵は、漫画を描きつづけた人らしくシンプルな線で、登場人物たちを表情豊かに表現しています。
冬に読む絵本としても、おすすめの一冊。

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2007/01/20(Sat)
●舟越 桂 著『おもちゃのいいわけ』(すえもりブックス)
●W.ニコラ-リサ 編・詩/アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス 絵・文/加藤恭子 和田敦子 訳『モーゼスおばあさんの四季 絵と自伝でたどるモーゼスおばあさんの世界』(BL出版)

『おもちゃのいいわけ』は、現代日本を代表する彫刻家である舟越桂氏が、木彫の木っ端などを使い家族のために手作りした、さまざまなおもちゃを紹介している本。
ひとつひとつのおもちゃについて舟越氏の短いエッセイがあり、次の見開きにおもちゃのカラー写真が載っています。
「遊べる家」「ヤギの形をした木馬」「二冊と半分の絵本」「かぶられなかった帽子と服を着ないハンガー」…ほかにもたくさんの、いろいろな趣向を凝らした手作りおもちゃの数々。
ぱっと写真だけを見ても素敵なのだけれど、エッセイをじっくり読んでから写真を眺めると、おもちゃを取り巻く特別な空気や時間が感じられてきます。
しみじみと味わい深い、素朴だけれどこの上なく贅沢なおもちゃたち。

『モーゼスおばあさんの四季』は、アメリカン・フォーク・アートの第一人者、アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼスの絵と、自伝からの引用、編者の手になるやさしい詩とで綴られた、和みの一冊。
日本でも有名なグランマ・モーゼス=モーゼスおばあさんについては、かねてから関心を持っていたのですが、この本に収録されている郷愁に満ちた絵の数々は、 わたしの大好きなバーバラ・クーニーや、ターシャ・テューダーの絵本のルーツを見るようで、たいへん興味深いです。
一生を農家の主婦として過ごし、名声を得ながらも最後までアマチュア画家として絵を描きつづけ、101歳の生涯を幸福のうちに閉じたグランマ・モーゼス。
お値段も手ごろで手にとりやすいこの本は、グランマ・モーゼスの小さくて豊かな世界へのとば口として、ぴったりの一冊ではないでしょうか。
わたしの生涯というのは、一生懸命に働いた一日のようなものでした

―アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス―
『モーゼスおばあさんの四季』帯からの引用

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2007/01/12(Fri)
●いせ ひでこ 作『ルリユールおじさん』(理論社)
●J.M.シング 著/栩木伸明 訳『アラン島』(みすず書房)

毎日新聞の書評欄で紹介されているのを見て以来、ずっと手にとってみたいと思っていた『ルリユールおじさん』、ついに購入しました。
舞台はパリ。少女ソフィーは大事にしていた植物図鑑がこわれてしまい、それならルリユールのところに行けばいいと教えられます。
ルリユールというのは製本職人のこと。ソフィーが出会ったルリユールおじさんは、こわれてしまった植物図鑑を、世界で一冊の美しい本に仕上げてくれるのです。

絵もおはなしも極上の一冊。まずパリの雰囲気を伝える水彩の絵がなんとも素敵で、見開きの青い夜の絵など胸に迫るものがあります。
ルリユールについてのおはなしも味わい深く、本好きでも、本好きでなくても、とにかく泣けます。
ルリユールおじさんが回想する、やはりルリユールだったお父さんの言葉が、とても印象的です。
ルリユールはすべて手のしごとだ。
糸の張りぐあいも、革のやわらかさも、
紙のかわきも、材料のよしあしも、
その手でおぼえろ。

本には大事な知識や物語や人生や歴史がいっぱいつまっている。
それらをわすれないように、未来にむかって伝えていくのがルリユールの仕事なんだ。

<中略>

名をのこさなくてもいい。
「ぼうず、いい手をもて」
ソフィーに名をたずねられ、「ルリユールおじさんでいい」と答えた老職人。
ルリユールに限らず、多くの無名のひとびとの営みが、人間の歴史をかたちづくってきたのだと、あらためて認識させられました。

『アラン島』は、アイルランド文学の翻訳でもつとに知られた片山廣子(松村みね子)が、自身の随筆集『燈火節』のなかで触れている作品で、どうしても読んでみたくなり購入。
みすず書房《大人の本棚》シリーズのなかの一冊で、けっこうお値段がはるので悩んだのですが、これは買って良かった! と思いました。
1907年に発表された紀行文ながら、現代を生きるわたしたちにも読みやすく仕上がったみずみずしい訳文は、まさに醍醐の味。
《大人の本棚》の装幀も素晴らしくて、文字も比較的大きめで読みやすく、軽いソフトカバーなので手になじみ、表紙・表紙カバーのデザインも素敵。
さらにアラン島の雰囲気を伝える味わい深い挿絵は、詩人W・B・イエイツの弟、Jack.B.Yeatsの手になるもの。
うーん、まさに《大人の本棚》。
こういう本は一気に読んだらもったいないので、ゆっくりじっくり、舌の上で転がすように味わいたいと思います。

→J.M.シング 著『アラン島』の読書日記はこちら

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2007/01/06(Sat)
●エルサ・べスコフ 作・絵/いしいとしこ 訳
『おりこうなアニカ』(福音館書店)
●アリス・テグネール 作詞・作曲/エルサ・べスコフ 絵/ゆもとかずみ 訳詞/石井登志子 解説
『きみ どこへゆくの? ―スウェーデンの子どものうた―』(徳間書店)

またまたべスコフ熱が急に盛り上がって、彼女の数ある絵本の中から、この2冊を購入。
べスコフ作品の特徴は、明るくやさしい色彩で、自然の草花や動物たちを写実的に描写するなかに、こびとや妖精など空想上の存在が、違和感なく登場するところ。
それになんといっても最大の魅力は、その作品世界に、暗さや不安や不健全な要素はまったく入り込む余地がなく、ただ幸福で安心な子ども時代が、画面いっぱいに描かれているところだと思います。
だからなんとなく気分が沈みがちなとき、わたしはいつも、べスコフの絵本のページを開きたくなるのです。

『おりこうなアニカ』は、まさにべスコフ作品の醍醐味の詰まった一冊。緑あふれる牧場の様子、主人公アニカの仕草のかわいらしさ、大人たちの安定した存在感、動物たちの描写、 そしてアニカとこびとたちとの心あたたまる交流など、ほんとうに眺めているだけで、にっこりとしてしまいます。
表紙にもなっている、アニカがめうしのマイロスにひきずられて、クローバーばたけを走る場面など、鳥の舞う空に浮かぶ雲が、 にっこり微笑んでいるかのように描かれていて、なんとも微笑ましいです。

『きみ どこへゆくの?』は、スウェーデンで親しまれているアリス・テグネールの童謡に、エルサ・べスコフが挿絵をつけて出版した歌の絵本。
弾いて歌える楽譜つきで、訳詩はわかりやすくて素敵なものに仕上がっています。スウェーデン語の歌詞を、日本語で歌えるように訳すのは大変な作業だったろうなと思いました。
見開きの左ページに影絵やモノクロの絵があしらわれた楽譜、右ページに全面フルカラーの絵がレイアウトされています。
べスコフの絵の素晴らしさは言うまでもありませんが、わたしが思わず注目したのは、「おかあさんごっこ」という歌に添えられた一葉。 子どもたちが楽しげに遊ぶ子ども部屋の壁に、べスコフの絵本の絵が2枚と、ハインリッヒ・ホフマン『もじゃもじゃペーター』の絵が飾られているではありませんか!
べスコフの遊び心が感じられる描写だし、『もじゃもじゃペーター』がいかに長いあいだ子どもたちに親しまれてきたかがよくわかり、興味深い一葉だと思いました。
手にとることがあったら、ぜひ注目してみてくださいね(^-^)

→「エルサ・べスコフの絵本」はこちら
→ハインリッヒ・ホフマン『もじゃもじゃペーター』の紹介はこちら

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