〜架空の商品、売ってます〜
クラフト・エヴィング商會は、吉田篤弘・吉田浩美の両氏(お2人はご夫婦です)を中心とした制作ユニット。 ユニット名は稲垣足穂の本に出てきた「クラフト・エヴィング的な」という言葉から付けられたそう。 不思議であたたかくて懐かしい、そんな本をたくさん制作しておられます。すばらしい装幀もまた、お2人の手によるものです。 クラフト・エヴィング商會名義の本の他、お2人の娘さん(?)である吉田音ちゃん名義の本、またソロ作品もあります。 *クラフト・エヴィング商會 新刊情報 *吉田篤弘 新刊情報 |
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●クラフト・エヴィング商會の本 |
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●吉田音の本 |
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●吉田篤弘の本 |
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●吉田浩美の本 |
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●その他関連本 |
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「どこかにいってしまったものたち」クラフト・エヴィング商會 著(筑摩書房) |
――どこかにいってしまったものたちのカタログ――
クラフト・エヴィング商會の最初の本。
なので、はじめてクラフトさんの本を買うという方におすすめ。 クラフト・エヴィング商會の先代が商っていたという、今はどこかにいってしまった懐かしい品々を、 残されたパンフレットやパッケージの写真をもとにご紹介、という趣向なのですが。 実は、写真の古びたチラシや商品が入っていた箱など、すべてクラフトさんたちの手づくり。 これらの作品を架空の設定で味わい、空想することを楽しむ本なのです。 すべてが架空のおはなしであることを、明かさないでほしかった、という声もあるようですが、いえいえ。 この一冊で、クラフト・エヴィング商會の紡ぎ出す「架空」にハマること、うけあいです。 →Amazon「どこかにいってしまったものたち」 |
「クラウド・コレクター/雲をつかむような話」クラフト・エヴィング商會 著(筑摩書房) |
――すぐそこにある遠い場所への旅――
クラフト・エヴィング商會の紡ぎ出す「架空」に興味のある方、またはすでにハマッたという方におすすめ。
クラフト・エヴィング商會の先代・吉田傳次郎が、アゾットという国を旅したときに書きつけた手帳をもとに、 その不思議な国の物語と、傳次郎の心の軌跡が綴られていきます。 傳次郎がアゾットから持ち帰った、おみやげの品々の写真もふんだんに盛り込まれた豪華な本。 そして、これもまた架空のおはなし。 アゾットから持ち帰った美しい品々や、傳次郎が書きつけたという手帳までが、すべてクラフトさんたちの手づくり。 どうでしょう、<AZOTH−アゾット>という、奇妙な名をもつ架空の国を、旅してみたくなりませんか? →Amazon「クラウド・コレクター―雲をつかむような話」 |
「クラウド・コレクター<手帖版>雲をつかむような話」クラフト・エヴィング商會 著(ちくま文庫) |
単行本『クラウド・コレクター/雲をつかむような話』を、全面的に書き直して再編集した文庫本。
写真を使わず、物語とイラストで構成。
単行本とはひと味違う、「絵物語版クラウド・コレクター」を楽しむことができます。 →Amazon「新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)」 |
「すぐそこの遠い場所」クラフト・エヴィング商會 著(ちくま文庫) |
単行本『すぐそこの遠い場所』を、オールカラーで文庫化。
かばんやポケットに入れて持ち歩ける<アゾット>として、おすすめ。 外出先でちょっとくたびれた時、そっと取り出してページをめくれば、心はすぐに<アゾット>へ。 →Amazon「すぐそこの遠い場所 (ちくま文庫)」 |
「らくだこぶ書房21世紀古書目録」クラフト・エヴィング商會 著/坂本真典 写真(筑摩書房) |
――未来から届いた古書目録――
筑摩書房のPR誌『ちくま』に連載されていたものを単行本化。
わたしがはじめてクラフト・エヴィング商會に接したのが、この「ちくま」連載時でした。 本書に収載されている「羊羹トイウ名ノ闇」を目にして、たちまちその世界に吸い込まれ、クラフト・エヴィング商會って、いったい何?と思ったものです。 このときの「ちくま」は、いまも大事にとってあります。 西暦2052年の京都に店を構える<らくだこぶ書房>。ある日クラフト・エヴィング商會に、この「未来の古本屋」から古書目録が届きます。 目録にはおかしな古本の紹介がずらり。添えられた手紙にあるとおり注文してみると、毎月一冊ずつ「未来の古本」が届きはじめました。 吉田浩美氏の手で丁寧につくられた「未来の古本」たちは、もちろんカラー写真で紹介。 吉田篤弘氏による本の紹介文がまたふるっています。 →Amazon「らくだこぶ書房21世紀古書目録」 |
「ないもの、あります」クラフト・エヴィング商會 著(筑摩書房) |
――堪忍袋の緒、舌鼓、左うちわ、売ってます――
『月刊アドバタイジング』(株式会社・電通発行)および『ちくま』に連載されていたものを単行本化。
ユーモアと、ちょっぴりからしも利いた作品が読みたいという方におすすめ。 <転ばぬ先の杖><目から落ちたうろこ>果ては<冥途の土産>まで。 古今東西より取り寄せた「よく耳にはするけれど、一度としてその現物を見たことがない」ものたちの目録という趣向。 それぞれの商品は、丁寧なイラストと、辛口コピーで紹介されています。 わたしはこれ、歯医者の長ーい待ち時間に読みましたが、痛い治療へのコワさが紛れてちょうど良かったです。 商品番号・第6番<先輩風>の宣伝文句には、思わずぷふっと笑ってしまいました。 巻末には、赤瀬川原平氏のエッセイ『とりあえずビールでいいのか』もついています。 ※文庫版には『テーブルの上のファーブル』から1品、書き下ろしが2品追加されています。カバー装画は、おなじみ「ゆっくり犬」です。 →Amazon「ないもの、あります」(単行本)、
「ないもの、あります (ちくま文庫)」(文庫) |
「じつは、わたくしこういうものです」クラフト・エヴィング商會 著/坂本真典 写真(平凡社) |
――実在する、架空の人物たちの物語――
雑誌『太陽』(平凡社)に連載されていたものを単行本化。
クラフト・エヴィング商會が「もの」ではなく「ひと」をテーマに本をつくると、どうなるか?を知りたいという方におすすめ。 <月光密売人>や<地暦測量士>、<コルク・レスキュー隊>に<シチュー当番>。不思議な職業に就く「わたくし」たちが語る、すてきな物語。 「わたくし」たちの「いい顔」と、彼らにまつわるさまざまな「もの」たちは、坂本真典氏のすばらしい写真で紹介。 え?てことは、彼らは実在するの? 彼らの正体については、巻末の『じつは、わたくし本当はこういうものです』をご覧ください。 わたしはこの本を読んで、ぜひ<冬眠図書館>の5人目の司書になりたい!と思いました。<紅茶当番>ということで、どうでしょう? →Amazon「じつは、わたくしこういうものです」 |
「テーブルの上のファーブル-moonshiner-」クラフト・エヴィング商會 著(筑摩書房) |
――散りばめられた物語の断片――
クラフト・エヴィング商會の本にはいつも、「moonshiner/月下密造通信」というリーフレットがついています。
このリーフレットだけでも、とても丁寧につくられていて読むのが楽しみなのですが、 「号外版」とあるのが、クラフトさんたちらしい思わせぶりな伏線。 いつかきっと出ると読者の間で信じられていた「moonshiner」の第1号が、この本なのです。 この本には、目次もノンブルもありません。クラフト・エヴィング商會のこれまでの本の断片と、これからの本の断片が そこここに散りばめられた、雑誌のような絵本のような本。 「クラフト・エヴィング商會・第二期を始めるための最初の本」ということで、正直「新しいかたち」をまだ少し模索中なのかな?とも感じました。 ともあれ、クラフト・エヴィング商會の今後の活躍を、大いに期待しています。 →Amazon「テーブルの上のファーブル」 |
「Think−夜に猫が身をひそめるところ」<ミルリトン探偵局シリーズ・1>吉田 音 著(筑摩書房) |
吉田篤弘・浩美夫妻の娘さん、吉田音ちゃんの初めての本。
中学生の音ちゃんが、近所に住んでいる学者・円田さんとふたりで<ミルリトン探偵局>を結成。 黒猫シンクが散歩のたびに持ち帰ってくる、さまざまな「もの」たちにまつわる謎を推理します。 キーワードは<猫とホルンとビスケット>。音ちゃんの一人称で語られる話と、 それぞれに独立した3つの短編が、微妙にからみあいながら展開していきます。 装幀がとてもかわいらしく、音ちゃんの住む街の風景や、シンクのおみやげの写真もふんだんに盛り込まれているのですが、 さて、吉田音なる少女は、はたして実在するのでしょうか? それは読んでみてのお楽しみ、ということにしておきましょう。 ちなみにミルリトンというのは、作中で「この世でいちばんおいしいお菓子」と説明されていて、 ぜひ食べてみたいなと思っていたのですが、とあるお店で偶然このお菓子に出会ったときは、物語を思い出して嬉しかったものです。 →Amazon「Think―夜に猫が身をひそめるところ (ミルリトン探偵局シリーズ 1)」(単行本) →セブンネットショッピング「Think 夜に猫が身をひそめるところ」(単行本) |
「Bolero−世界でいちばん幸せな屋上」<ミルリトン探偵局シリーズ・2>吉田 音 著(筑摩書房) |
『Think 夜に猫が身をひそめるところ』の続編。
今回は円田さんが小説を書こうとして、音ちゃんと一緒にいろいろアイデアをひねります。 シンクの謎めいたおみやげも、ふたりの想像力をかきたてますが、果たして円田さんの小説は完成するのか? キーワードは<猫とカフェと幻のレコード>。音ちゃんの一人称で語られる話と、それぞれに独立した4つの短編とで構成された 「世界でいちばん幸せな屋上」の物語。今回も、たくさんの写真が物語を彩ります。 『Think』を構成する短編のひとつ「奏者−10月のホルン−」の続編「奏者U−予期せぬ出来事」が、ほんとうに面白くて、 個人的に大好きです。今後、<ミルリトン探偵局シリーズ>が続くのであれば(どうやらそのようですが)、 この「奏者」のシリーズも続けてほしいなと思います。 →Amazon「Bolero―世界でいちばん幸せな屋上 (ミルリトン探偵局シリーズ 2)」(単行本) →セブンネットショッピング「Bolero 世界でいちばん幸せな屋上」(単行本) |
「フィンガーボウルの話のつづき」吉田篤弘 著(新潮社) |
――世界の果てには、あたたかな食堂がある――
クラフト・エヴィング商會の物語作者である吉田篤弘氏の、初めてのソロ作品。
しずかな時間、ゆっくりと流れる時間を過ごしたいという方に、おすすめの一冊。
読後、じんわりとあたたかい懐かしさがこみ上げてきます。 「世界の果てにある、小さな食堂を舞台にした物語」を書きあぐねている「私」(おそらくは作者自身)の物語を軸に、16の短編がひとつながりになっています。 吉田篤弘氏の他の本ともゆるやかにつながっており、そこがまた面白いところ。 そもそも、クラフト・エヴィング商會関連の本はすべて、ひとつながりなのかもしれませんが。 ※文庫版には書き下ろし一篇が加えられており、カバー装画も単行本とは異なります。どちらも吉田篤弘氏のシンプルで素敵なイラストです。 →Amazon「フィンガーボウルの話のつづき」(単行本) →セブンネットショッピング「フィンガーボウルの話のつづき」(単行本) |
「つむじ風食堂の夜」吉田篤弘 著(筑摩書房) |
――懐かしい小さな街、懐かしい小さな食堂――
『フィンガーボウルの話のつづき』で、「私」が書きあぐねていた「小さな食堂の物語」。おそらくそれが、このつむじ風食堂の物語なのでしょう。
あたたかく包み込んでくれるような夜闇を、そっと切りとって本にしたような、シンプルで素敵な装幀。しずかな夜、眠りにつく前などに読む本としておすすめです。 月舟町の十字路に、ぽつんとひとつ灯をともす、小さな食堂。そこに集まる人々の、特別なことなど何も起こらない、けれどもやさしい物語。 物語の語り手である「私」は、やはり作者自身がモデルのよう。食堂がたっている場所「十字路」は、季刊『小説トリッパー』連載の『十字路のあるところ』にもつながるキーワードです。 「月舟町」を舞台としたこの物語は、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』とともに、「月舟町三部作」として、吉田篤弘の作品の中でも根強い人気を誇ります。 三部作の三作目は、まだ刊行されていないようですが(2011年9月現在)、『つむじ風食堂の夜』は篠原哲雄監督、八嶋智人主演で映画化もされています。 →Amazon「つむじ風食堂の夜」(単行本)、
「つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)」(文庫) →Amazon「つむじ風食堂の夜 [DVD]」、
「つむじ風食堂の夜 [Blu-ray]」 →Amazon「それからはスープのことばかり考えて暮らした」(単行本) |
「針がとぶ」Goodbye Porkpie Hat吉田篤弘 著(新潮社) |
――てのひらの中に包み込んだ小さな光――
<月と旅と追憶>とをキーワードに、静かに響きあう七つの短編。
タイトルの『針がとぶ』は、レコードの針がとぶことです。レコードになじみのない世代には「?」という感じかもしれませんが(わたしもだけどさ)。 太陽みたいなつよくて明るい光じゃなくて、かすかで小さなやさしい光を、そっと心に灯してくれる物語。 やっぱり他の本ともつながりあっていて、『フィンガーボウルの話のつづき』や『Bolero』との符号があちこちに見当たります。 まだまだ符合はあると思うので、読んで探してみてください。見つかると、きっと嬉しいから。 ちなみに、印象的なカバー挿画はミヒャエル・ゾーヴァ。クラフト・エヴィング商會のお二人は、ミヒャエル・ゾーヴァさんがお好きなのですね。 →Amazon「針がとぶ Goodbye Porkpie Hat」 |
「百鼠」吉田篤弘 著(筑摩書房) |
――はじまりの前の物語――
まだ何もはじまらない、これから何かがはじまる前の物語たち。それは、希望を孕む物語ということでもあります。
「一角獣」「百鼠」「到来」の三編がおさめられていますが、おすすめはやはり表題作の「百鼠」でしょう。 主人公は天上の<階段都市>に暮らす<朗読鼠>。 彼は、三人称しか使ってはならない天の住人でありながら、禁じられた一人称への憧れ止みがたく、 やがて天から見れば「死」と同義と言われる、地上に降り立つことになります。 <風司><命名師><水蒸気投影><雷楼>等々、想像力をかきたてられるキーワードが一杯の天上都市。 クラフト・エヴィング商會の物語作者ならではの舞台設定と言えるでしょう。 →Amazon「百鼠」(単行本)、
「百鼠 (ちくま文庫)」(文庫) |
「78(ナナハチ)」吉田篤弘 著(小学館) |
――78回転で回るちいさな世界――
「その昔、世界は78回転で回っていた」
LPレコードでもなく、シングルレコードでもなく、もうずっと昔に見当たらなくなってしまったSPレコード。 蓄音機でなければ聴くことができない、78回転で回るレコードに刻まれた、懐かしい音楽をモチーフに、いくつもの物語が紡がれてゆきます。 少年の頃の夏の日の、廃線の終着駅をめざす短い旅を描いた「オリエンタル・ツイストドーナツ」。 <78(ナナハチ)>という名のSPレコード専門店に並べられた、SPレコードが語る、店主と常連客の日々のつれづれ「第三の男」。 とある小さな楽団<ローリング・シェイキング&ジングル>の、ささやかな始まりについてのお話「ゆがんだ球体の上の小さな楽団」…。 全部で13のちいさな物語のかけらが、すべてかすかに響きあい、読み終えたあと、懐かしくてやさしくてあたたかい、ひとつながりの物語の輪郭が、おぼろげに感じられてくるのです。 丁寧に奏でられた、13の楽曲が詰まった、一枚のアルバムのように。 →Amazon「78(ナナハチ)」(単行本)、
「78 (小学館文庫)」(文庫) |
*吉田篤弘のその他の本(どの本も、ほっこり和みの一冊です) |
「a piece of cake」吉田浩美 著(筑摩書房) |
――ささやかなものを愛する幸せ――
クラフト・エヴィング商會の店主・吉田浩美氏の初めてのソロ作品。
タイトルの<a piece of cake>は「ひと切れのケーキ」という意味のほかに「朝めし前さ」という意味があるそうです。 ケーキのひと切れのようにささやかな本を、「朝めし前さ」の何てことない気軽さでつくってゆけたらという、 作者の願いが込められています。 作者がひとつひとつ、幸せな気持ちで手作りした小さな本が12冊つまった、小さな本。それぞれの本たちは、いつものように 坂本真典氏の写真で紹介。本をいとおしむ作者の気持ちが、ひしひしと伝わってきます。 この本自体はちょっとこぶりで、ピンクのオビと、おそろいのしおりひもが、とてもかわいい装丁です。 →Amazon「a piece of cake」 |
「グラフィック・デザイナーの仕事」太陽レクチャー・ブック001祖父江慎,角田純一,グルーヴィジョンズ,
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現在、第一線で活躍するグラフィック・デザイナーたちが、デザイナーという仕事についてレクチャーする本。
祖父江慎、角田純一、グルーヴィジョンズ、クラフト・エヴィング商會の4組のデザイナーが、各々の仕事について語っています。 クラフト・エヴィング商會は<クラフト・エヴィング商會流・本のつくり方「残りものでいかにおいしいゴハンをつくるか」> と題して、商會のはじまり、『クラウド・コレクター』を例にした本のつくり方、<吉田音>ちゃんの秘密などについて話しています。 デザイナー志望の人のみならず、ファンにとっても興味深いおはなしです。 →Amazon「グラフィック・デザイナーの仕事」 |
「犬」クラフト・エヴィング商會プレゼンツ川端康成,幸田文,志賀直哉,林芙美子,他 著(中央公論新社) |
1954年(昭和29年)に中央公論社より発行された単行本『犬』を底本とし、
新たにクラフト・エヴィング商會の創作・デザインを加えて再編集したもの。下記『猫』とデザインが対になっています。
9人の(教科書にも載っている)有名な作家たちが、愛すべき犬たちとの暮らしを綴った幻の随筆集。 巻末には、『テーブルの上のファーブル』と『a piece of cake』に登場する<ゆっくり犬>のおはなし、 『ゆっくり犬の冒険<距離を置くの巻>』も収録されています。 →Amazon「犬―クラフト・エヴィング商会プレゼンツ」(単行本)、「犬 (中公文庫)」(文庫) |
「猫」クラフト・エヴィング商會プレゼンツ大佛次郎,谷崎潤一郎,寺田寅彦,柳田國男,他 著(中央公論新社) |
1954年(昭和29年)に中央公論社より発行された単行本『猫』を底本とし、
新たにクラフト・エヴィング商會の創作・デザインを加えて再編集したもの。上記『犬』とデザインが対になっています。
11人の(教科書にも載っている)有名な作家たちが、きまぐれな猫たちに魅せられて綴った珠玉の随筆集。 巻末には、<ミルリトン探偵局シリーズ>に登場する黒猫<シンク>のおはなし『忘れもの、探しもの』も収録されています。 →Amazon「猫―クラフト・エヴィング商会プレゼンツ」(単行本)、「猫 (中公文庫)」(文庫) |
クラフト・エヴィング商會の本に興味をもったなら…
「不思議な本の迷宮」はこちら