■ゲルダ・ミューラーの絵本

〜丁寧に描きこまれた庭や森の風景〜


●ゲルダ・ミューラー ― Gerda Muller ―

1926年、オランダ生まれ。
アムステルダムのデザイン学校を卒業。その後パリに移り、出版社で絵本の編集を手がけるかたわら、絵を描きつづけている。
作品に、『マルラゲットとオオカミ』『ゆきのひのおくりもの』『みえないさんぽ―このあしあとだれの?』などがある。



↓クリックすると紹介に飛びます。


「ぼくたちのかしの木」

「ぼくの庭ができたよ」



「ぼくたちのかしの木」

ゲルダ・ミューラー 作/ささき たづこ 訳(文化出版局)
ぼくたちのかしの木 「ぼく」と妹のカロリーネは、森のまんなかにある、いとこのニッキーの家に遊びにいくことに。 ニッキーのお父さんは森林官。ニッキーが、森のなかの大きなかしの木に案内してくれ、三人は小屋をつくったり、おひるごはんを食べたりして、森の空気を満喫します。
森にはいろんな動物たちや、木々に草花、きのこなど、たくさんの命が息づいていました。

やさしい色合いの絵で、森の昼と夜、そして四季の風景が描かれています。動植物が図鑑のようにていねいに描かれているのも見どころ。
巻末には、木や虫、小鳥、草花、きのこなど、森の生き物たちについてのわかりやすい解説が付されており、子どもが読むのにとても良いのではないでしょうか。
三人の子どもたちと一緒に、森の空気を味わうことのできる一冊。

→Amazon「ぼくたちのかしの木
→セブンネットショッピング「ぼくたちのかしの木icon

▲トップ


「ぼくの庭ができたよ」

ゲルダ・ミューラー 作/ささき たづこ 訳(文化出版局)
ぼくの庭ができたよ ぼだいじゅ通りの、広い庭のある家へ引っ越してきた「ぼく」たち家族。 荒れ果てた庭を、町でいちばんきれいにしようと、家族みんなで計画をたてます。 芝を植えてテラスをつくり、花をたくさん咲かせたいというお母さん。「ぼく」は自分の庭をつくることにし、 妹のカロリーネも野菜を育てる自分のスペースをもらうことに。
お父さんが、みんなの言うとおりに庭の絵をかいてくれて、さあ、家族の素敵な庭づくりが始まります。

庭づくりの様子が一からわかりやすく描かれたこの絵本。読んでいると、自分でも庭をつくってみたい、と思わずにはいられません。
お父さんの描いた庭の絵や、庭しごとの道具、芝生づくりの手順、初心者はどんな花や野菜を育てればよいのか、等々、 庭づくりの各段階が丁寧な絵で詳細に描かれており、とても参考になります。
また、家族での庭づくりをきっかけに、おとなりさんや友だちとの交流の輪が広がっていく様子も微笑ましいです。
夏の庭で友だちとおいしい手作りジュースを飲む様子、夜の庭でろうそくをともして家族でおしゃべりする様子など、庭への憧れがつのる一冊。

→「庭・ガーデニングの絵本」はこちら

→Amazon「ぼくの庭ができたよ
→セブンネットショッピング「ぼくの庭ができたよicon

▲トップ



おすすめ絵本 Index へ戻る


■HOME